お店日記

横浜で日用雑貨のお店をしている店主のブログです。 商品や、お店のこと、日々の気づきを書いていきます。

木曽の木製品  

4月に木曽へ行ってきました。
妻籠・馬籠の宿場町のある、ひのきで有名な場所です。
「木曽路はすてべて山の中である」との言葉通り、
木々の生い茂る山々が連なっていました。

木曽宿場町


今回、木曽に行った目的は、
身近に使われている木製品が、どのように作られているのか、
職人さんの工房や、木材を扱う様々なところに伺うことでした。
普段は見る事のできない作業風景や、モノづくりの裏側を見ることにより、
様々なことを知る事ができて、とても有意義な時間を過ごせました。

その中で特に印象に残っているのは、
木材の伐採と育成についてでした。
見渡す限り木が生い茂っているのに、天然の材は枯渇していて、
昔のような樹齢何百年という樹は少なくなってしまったそうです。
人の手で植えたものと自然のものは、同じ檜でも材の質が違っていて、
区画された十分に日のあたるところで成長した場合は、年輪の幅が少し大きく、
自然に環境の過酷さに淘汰されつつ育った木の年輪は、
密度が細かく、より上質な木材が出来上がりのだそうです。
年輪が細かい方が、狂いが少なく良い製品が作れると聞きました。

木曽でお会いする職人さんや、木材を扱う皆さんは、木曽檜の話をするときに、
必ず「限られた資材」と言われます。
年々、天然の材は減っていて、価格も高くなる一方で、
じゃあどうするか?ということを、
木曽の林業に携わる方々は常に考えています。

今は当たり前のようにある木製品ですが、
これからもしかしたら、
ものすごく高価になってしまって、
なかなか手に入らなくなってしまう時が来るかもしれない、
そう思うと、
使う側としても大切に扱いたいと強く思うのです。

長くお使いただくには扱い方も大切です。
木製品は生きています。製品になってからも呼吸をしていて、
気温や湿度によって大きくなったり、小さくなったりしています。
なので、食洗器や、熱湯消毒など、激しい環境に置くのは良くないです。
そったり縮んだりして、あばれてしまいます。


4月に行った木曽の話を、何故に今頃ブログに書いているかというと、
ようやく仕入れる目処がたったからです。
予定では9月頃、木曽視察でお世話になった山一さんの商品を、
いくつか入れる予定でいます。
何にするかまだちゃんと決めてはいませんが、
以前より興味のあったお弁当箱やまな板、
ちょっとかわったもので洗濯板なんかに惹かれています。
他にも面白いものだと、
檜で作ったカセットコンロカバーなんていうのもあるんですよ。
冬に鍋をするとき、大活躍しそうです。
お店にカタログがありますので、
見たい方はぜひ声をかけて下さい。ご覧いただけます。
その中で欲しいものなどありましたら、ご予約も承ります。

また山一さんは、使い古したまな板の削りもされています。
ご興味のある方がいらしたら、ご案内できますので、
お気軽にお問い合わせ下さい。

木曽視察、とても楽しかったです。
妻籠から馬籠の中山道ハイキング(今回は残念ながらしませんでした)、
江戸の風情がのこる宿場町、温泉、、、どれもいいのですが、
やはり木に囲まれているだけあり、いるだけで癒されます。
漆器の良いお店もあり(長く大事に使った漆器の艶は本当に美しい!)
この夏の旅行にお薦めの場所です。
スポンサーサイト

category: お店

tb: 0   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://nanament.blog.fc2.com/tb.php/169-910d75bb
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)